シャフトのスペックあれこれ
こんにちは!銀座店スタッフの後藤です!
今回はゴルフクラブの棒の部分、シャフトについての説明を書いていきたいと思います。
まずシャフトをざっくり分けるとスチールシャフトとカーボンシャフトの二種類があります。
まずスチールシャフトの特性なんですが、基本的に重量は重めで、あまりしならないので球筋が曲がりにくいです。
最近では加工技術の進化で軽量スチールシャフトも色々なメーカーから出ています。
対するカーボンシャフトの特性はというと、基本的に重量は軽めで、力の無い方や女性に適しています。
スチールに比べるとしなりやすいので、うまくしなりを使ってボールを打つことが出来れば
飛距離を伸ばすことが出来ます。
さて次にシャフトの硬さの話になるのですが、みなさんはクラブを持った時に↑
この部分をまじまじと見たことがありますでしょうか?
基本的に大体のメーカーのクラブにはこの部分に『フレックス(硬度)』の表記があります。
FLEX ○ ←この丸の中に入ってる英字でそのシャフトが大体どのくらいの硬さなのかが
わかるようになっているのです。
柔かい←←←普通→→→硬い
L A R S X
上記のように左に行けば柔かく、右に行くほど硬くなります。
ちなみに各フレックスの大体の説明ですが、
L=リンバー(レディース)
Aよりも柔らかく、一般的な女性向けに作られています。
A=アベレージ
やや力のある女性向けに作られています。
R=レギュラー
平均的なヘッドスピードの男性向けに作られています。
S=スティッフ
ヘッドスピードが速い男性向けに作られています。
X=エクストラ
もっとも硬いシャフトなのでかなり力のある男性向けに作られています。
この五つの表記がどのメーカーでも基本的に使われているのですが、
メーカーによってはSR(RとSの中間)やR2(Rより柔かい)などの表記もあります。
ただしこのフレックス表記、全メーカーが共通の基準でつけているわけではなく、
各メーカーの独自基準の中で表記しているものなので、
A社のRが自分に合っていたからB社のRも合う、というわけではないということに注意してください。
続いてシャフトの調子(キックポイント)というものの説明をします。
初心者ゴルファーの方にはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、
簡単に言うとシャフトのどの部分がしなりやすいか、ということについての表記です。
調子も大まかにわけると
先調子(ローキックポイント)、中調子(ミドルキックポイント)、元調子(ハイキックポイント)
の三種類あります。
先調子はチップ側(ヘッド側)がしなりやすいため、球のつかまりがよく、弾道が高くあがりやすくなります。
元調子はバット側(グリップ側)がしなりやすいため、球のつかまりが悪く、弾道が低めになります。
中調子は全体的に均等にしなるので、先調子と元調子の中間、といった感じになります。
スイングのリズムやスピードにも左右されるので一概には言えないのですが、
球をつかまえるのが苦手でよく右に曲がってしまう人は先調子、球がつかまりすぎて左にひっかけやすい人は元調子、
といった形で合わせるのが一般的にはいいと思います。
この調子もフレックスと同じく、メーカー共通の基準があるわけではないので、
自分には○調子が合う!と決めつけずに色々なクラブを試してみたほうが自分にピッタリのクラブを
見つけられると思います!
長々と失礼いたしました!