ゴルフのプレー時間の目安は?ルールやマナー、時短の方法をご紹介!
ゴルフで最も大事なマナーはプレーファースト。プレーファーストとは「プレーをできる限り早く行う」という意味です。
ゴルフには制限時間はありません。だからといって、のんびりプレーしていては同じ組の人だけではなく、他の組やゴルフ場にも多大な迷惑をかけてしまいます。
制限時間がないからこそプレーヤー1人1人がプレーファーストを心がけなくてはいけません。
この記事では、ゴルフ初心者がプレーファーストを守るために知っておくべき
・プレー時間の目安
・時間にまつわるルール・マナー
・工夫や心がけ
をお伝えします。ゴルフ場デビューに備えて、ぜひ読んでみてくださいね!
ゴルフのプレー時間の目安は1ラウンド4時間30分以内
ゴルフのプレー時間は、1ラウンド(=18ホール)4時間30分以内が目安です。これは昼食などの休憩時間を抜いたプレーだけの時間です。
1ホール4時間30分以内をもう少し細かく分割すると…
・ハーフ(9ホール)2時間15分以内
・1ホール当たり 平均15分以内
ロングホールとショートホールでは所要時間は変わってくるので、ホール毎に目安時間を調整して考えておきましょう。
ホールごとのプレー時間の目安例
・ショート 10~12分
・ミドル 15分以内
・ロング 18~20分
前の組と1ホール以上離れない
時間と共に意識したいのが、前の組との間隔です。
ティーグランドに到着した時、すでに前の組がホールアウトしていた場合、遅れている可能性が高いです。もし、前の組と1ホールまるまる空いている場合、15分程度遅れている計算になります。
常に、前の組がティーグランドから見えるようプレーを進めましょう。
もし、自分の組が4人で前の組が3人の場合は、当然離されてしまいます。その場合は、前の組が見えなくなっても焦らずに、目安時間内におさまるようプレーしましょう。
ゴルフのプレー時間に関するルール・マナー
ゴルフは時間に大変厳しいスポーツ。スロープレーはプロの世界でも「悪質なプレー」とみなされペナルティが課せられます。
ここでは、ゴルフの時間にまつわるルールやマナーをご紹介します。
ショットに時間をかけ過ぎない
2019年から制定されたゴルフの新ルールに「40秒ルール」があります。40秒ルールとは、自分の打順が回ってきてから40秒以内で打たなければペナルティが課せられるルールのこと。
<ペナルティ>
・1回で1打罰
・2回で2打罰
・3回で失格
ショットに時間をかけすぎることはスロープレーにつながります。競技じゃなくても40秒ルールを意識し、自分の打順が来るまでに打つ準備を整えておきましょう。
【打順が来るまでの準備】
・ホールまでの距離を確認しておく
・クラブを準備しておく
・素振りを済ましておく
ボール探しは3分以内
ゴルフで大きな遅れを生む原因の1つは、ボール探しです。ボールをダラダラと探していると、あっという間に遅れてしまいます。
競技ルールでは、ボールを探し始めて3分以内に見つからなければロストボールになります(ロストボールのペナルティ:1打罰 + 最後に打った場所から打ち直し)。
競技でなければ、「2打罰を受けて戻らずにプレーを再開する」などローカルルールを設けて進めることが多いです。
2打罰は大きな痛手となってしまいますが、プレーファーストを守ることが何より大切です。競技ルールにのっとりボール探しは3分程度と決め、見つからなければ潔く諦めましょう。
打った際にボールの行方がわからなかったり、OBの可能性がある場合は、迷わず暫定球を打っておきましょう。暫定球はスロープレー防止に有効なルールです。
打った時点でOBやロストボールの可能性がある場合「暫定級を打ちます!」と宣言した上で、同じ場所からもう1球打つことができます。
1球目がOBやロストボールだった場合、暫定級からスタート可能です。ペナルティは変わりませんが、元の場所に戻る労力や時間を節約できます。
急いでいてもやってはいけないこと
時間厳守は大切ですが、急いでいても絶対に守らなければいけないマナーがあります。
グリーン上は走らない
グリーンの芝は繊細。走るとすぐに傷んでしまったり、ラインが変わってしまいます。どんなに急いでいても、走らず早歩きにとどめましょう。
バンカーはキレイにならす
バンカーに入ると「プレーが遅れてしまう…」と焦ってしまいます。
だからといって、バンカーをならさなかったり、雑なならし方では、次にバンカーに入ってしまった人に多大な迷惑をかけてしまいます。遅れていても、バンカーは丁寧にきちんとならしましょう。
ゴルフのプレー時間を短縮するための方法
スロープレーにならないための心がけや工夫をご紹介します。
プレー中は早歩き、ホール間の行動はテキパキと
プレー中、歩く速度を上げるだけでもかなりの時短になります。常に早歩きを心がけましょう。
ホールアウトしたら速やかにグリーンを離れ、移動中も早歩き。さらに遅れているときは小走りで、少しでも遅れを取り戻す努力が必要です。
クラブは2~3本持って行く
カートを離れボールの元に行くときは、クラブを2~3本持って行きましょう。特に、慣れてない頃は距離感がつかめません。ボールの元に行くと、予想していた距離と全然違う…なんてことも多いです。
その度にカートに戻ってクラブを替えていては時間のロスです。クラブは1本に絞らずに、可能性のあるクラブを2~3本持ってボールの元へ向かいましょう。
慣れている人と一緒にラウンドする
初心者だけでのラウンドは避けましょう。理由は、技術的に遅れが生じることはもちろんですが、それだけではありません。
ゴルフをスムーズにプレーするには、ルールを熟知していることも重要です。
ルールに慣れていない初心者だけでは、ペナルティが生じた際などにもたついてしまいます。ルールに慣れている人が1人いるだけでプレーはスムーズに進みます。
組に最低1人は慣れている人を含めましょう。
易しいコースをチョイス
スロープレーにならないためには、コース選びも重要です。
初心者のうちは、フェアウェイが狭かったり、ハザード(バンカーや池)が多いコースは避けましょう。難しいコースは時間がかかってしまいます。
フェアウェイが広く、ハザードも少なめの比較的易しいコースを選ぶようにしましょう。
ゴルフはプレーファーストで楽しもう
初心者のうちは、4時間30分以内でプレーするのはかなり大変です。時間が気になりプレーに集中できないかもしれません。
しかし、ラウンドを重ねるうちに意識しなくても時間感覚が染み付いていきます。技術も上達していくので時間に余裕も出てくるはずです。
慣れるまでは大変ですが、常にプレーファーストを心がけましょう。