ゴルフクラブの選び方
A- クラブのそろえ方についてですが、予算はいくらぐらい用意すればいいのでしょうか。いずれ全部そろえないといけませんよね。一般的な情報として、最初は予算面でブレーキがかかるところがあると思います。
B- 初めは10万円程度のハーフセットがあれば十分です。ゴルフクラブは、基本的に14本まで入れていいというルールがあります。14本を超えると、逆にペナルティーです。そのおよそ半分、7、8本のセットだと10万円ぐらいあれば買えます。ただ、スコアで120とかを切ってくると、他のクラブが必要になってきます。120の人は結構きれいに飛びますし、結構打てるようになりますが、例えば、パーを打ってチョロチョロみたいなミスがまだたまに出る人のレベルです。
A- 真面目に週1回ぐらい行っていると、ゴルフ歴半年とかでも大丈夫ですか。
B- 問題なくいけます。120ぐらいだったら、ちゃんとコースに行っていればいけます。正直、120はそれほど難しくありません。チョロチョロというミスさえ出なければ、取りあえず当たって遠くに飛ばせるのが続けば、あとはアプローチ・パターという最後のところでまとめられるようになれば、120はそれほど難しくありません。120が出せない人は、始めたての人みたいなミスが出る人とか、あとはアプローチ・パターがひどい人、コース慣れしていない人です。
アプローチ・パターはインドアではどうにもできないところがあるので、コース慣れしていない人が130~140というレベルです。さらにまだ100点中10点のショットしか出ない、アプローチ・パターが駄目な人は160~200程度です。
インドアで練習していれば、ショットはそれなりに良くなってきて、10点のショットがたまに出るぐらいになるので、それでアプローチ・パターができない人で130ぐらいです。少し当たって、コロコロでも結構前に転がるようになって、アプローチ・パターに慣れてきた人は、大体120に上がります。その120を切っていくとき、足りない分のクラブの距離というのが出てきたりするわけです。やはり、うまくなりたい人にはですが、僕はハーフセットでは120が限度だと思っています。110台は、道具はもちろん結構全体的にレベルアップしないと到達できないと思うのです。
A- その辺からは戦略ですね。
B- ハーフセットからフルのクラブセットに移行する目安は、120ぐらいのレベルに来るころだと思っています。そこからは太刀打ちできないと思います。昔の木のラケットで、フェデラーや錦織君のボールに耐えるようなものです。
C- クラブのことが全く分からないから、どのクラブを使って距離感をという作戦を立てる意識がまずないのです。ですから、まずはゴルフバッグの形になっているものがあればいいというのが初心者の考えです。
オオカワ 最初に、コースへ行きたかったから、取りあえずそろえようと思って買ったとき、何を買えばいいか悩んでいたら、「男を選ぶときと一緒だ」と言われました。個人レッスンを習っていて、もうご年配の方ですが、みんなそのようなものだと言われて、すごく説得力がありました。プロとかが相談して買っているわけです。最終的に、みんな決めるのは自分自身であって、第一印象も打った感じも大切だけれども、自分のフィーリングだと言われて、それで決めました。
タンザワ それは正しいですよね。一応アドバイスは聞きますよね。付き合うときも、大丈夫かなみたいなものです。友達に聞いても決めるのは自分だし、フィーリングと第一印象とアドバイスでしょう。それはすごく心に刺さります。
B- いい師匠ですね。
オオカワ 「いろいろあれこれ悩んでも、結局自分だよ」みたいなことです。
タンザワ 今の「何で選んでいますか」みたいな話は、Webで結構刺さると思います。確かに、「とにかく男は見た目なんだ」という人は、やはり見た目で選ぶのでしょうね。けれども、それは本当にそうなるでしょう。
オオカワ その人は本当に何千人を見てきているけれども、それぞれの性格に合ったのを選んでいます。やはり選ぶ基準で、「イケメンが好き」という人はかっこいいものを選びます。
タンザワ 俺は結局、ちゃんと打てているかを重視します。見た目で選ぶ人はそのまま選びますよね。例えば、白ヘッドがいいと思ったら、機能に関係なく選ぶわけです。
A- それはそれで、いい感じですよね。
オオカワ 「○○がいいですよ」「これがお薦めです」と言われても、なぜお薦めなのかが分からなくて、決められないのです。けれども、それを言ってもらったら、今まで訳が分からなかったのが、簡単ではないけれども、簡単なことでいいんだと思って一気に分かります。見た目や機能が自分に合ったものを選べばいいのだと思います。自分の成長を見込むのであれば、ちょっと上ぐらいを選べばいいのですが、あまり理想が高過ぎると使いこなせないし、あまり低過ぎても、自分に見合わなければ意味がないでしょう。もちろん、見た目も大切ですが、機能や安定性も大切です。